エステサロンで使用されている脱毛器、どれもさまざまな名前がありますが、その種類や効果についてご存知でしょうか?
実は脱毛器によって、痛みの感じ方や効果にも違いがあります。
ここでは、エステサロンで使われている脱毛器についてお伝えします。
エステでの脱毛は一時的な減毛・抑毛
エステサロンで使用されている脱毛器には2種類あります。
一つはSSC方式(Smooth Skin Control方式)、
もう一つはIPL(インテンスパルスライト)と呼ばれています。
どちらも永久脱毛の効果を得られるのではなく、一時的な減毛・抑毛の効果を発揮します。
電車内の広告やWeb広告の「脱毛」という文字のイメージからは「脱毛すればもう毛は生えてこない」と思ってしまいがちですが、実は某有名エステサロンのWebサイトにも、効果については「永久脱毛」ではなく「制毛」と表記されています。
エステサロンで使われている脱毛器
SSC方式(Smooth Skin Control方式)
光に反応する「ビーンズジェル」と呼ばれるジェルを塗布して、クリプトンライトの温熱効果で毛穴に抑毛効果のある成分を浸透させ、抑毛する方法です。
新たな毛の発育を「遅らせる」効果しかありません。
大手エステサロンの公式WEBサイトでも「制毛」が表記されています。
引用元:大手エステサロン公式Webサイト
IPL(インテンスパルスライト)
医療レーザー脱毛と原理は同じですが、より威力の低いものとされています。
皮膚のメラニン色素に反応し、毛根の細胞を傷つける方法です。この細胞を破壊することで脱毛効果に繋がるのですが、実際に破壊すると法の下犯罪になるため、一時的に傷つけることで減毛します。
引用元:大手エステサロン公式Webサイト
こちらも「抑毛・減毛」と謳っており、「永久脱毛」といった表現は避けています。
このように、エステで使われている脱毛器はあくまでも
「一時的な抑毛・減毛」の効果までしか得られないということです。
「永久脱毛」ができるのはクリニックだけ
美容ライト脱毛を行うサロンは
1) 厚生労働省医政局医事課通知(医政医発第105号)に抵触するような施術は行わないこと。
2) 毛乳頭・皮脂腺開口部を破壊しないということは、現象面で毛の再生があること。
3) 一時的な除毛・減毛であること。
以上を徹底するよう心掛けてください。
日本スキン・エステティック協会でも、このように呼びかけています。
エステでは「一時的な抑毛・減毛」は可能ですが、永久脱毛は禁止されています。
一度脱毛したらもう生えてこない、つるつるすべすべのお肌を手に入れるなら、毛根細胞を確実に破壊することができるクリニックで脱毛するのが1番の近道です。
結論
エステでの脱毛器には2種類あるが、そのどちらも永久脱毛の効果はない
今後この2種類以外の新しい脱毛器を扱うエステがあっても、そこがエステサロンである限り永久脱毛の効果はありません。
現在の法律が改訂されない限り、永久脱毛できるのは医療機関で行われている医療脱毛のみです。